ラグビーのルール解説

 

1.             競技人数とフォーメーション

1)人数 15人  リザーブ 7人 計 22

2)フォーメーション

@            A           B

左プロップ           フッカー          右プロップ

 

        C              D

     左ロック               右ロック

 

  E            G           F

左フランカー          No.8         右フランカー

 

                   H

 

                スクラムハーフ

 

                   I

                スタンドオフ

 

      K               L   

     左センター              右センター 

 

  J                        M

左ウイング                        右ウイング

               N

             フルバック  

@〜G フォワード (スックラムを形成)

H〜I ハーフ(試合の組み立て)

J〜N バックス

 

2.              試合時間(大学以上)

前後半 40分  ハーフタイム 10

 

3.             得点方法

トライ 5

コンバージョンゴール(ゴールキック) 2

ペナルティーゴール 3

ドロップゴール 3

一般のプレーの中で、ドロップキック(ボールを地面に落とし、最初にバウンドした時に蹴るキック)からゴールを成功させた得点。

 

4.             試合内容

ハーフウエイライン中央よりキックオフでスタートされ、インゴールにトライするまでのパス、キック、ランニングによる陣取りゲームである。

 

アドバンテージの説明

反則による競技の停止を少なくしてプレーの継続を図る為のルールであり、レフリーが相手側に利益となる可能性がある場合、すぐに反則の笛を吹かないルールのこと、ただし利益を得なかった場合は、レフリーによって笛が吹かれ、反則のあった地点にプレーが戻される。

 

 

5.             基本的な反則(相手側のスクラムとなる)

1)ノックオン

 プレーヤーが前方にボールを落とす反則

 ただし、チャージ(相手プレーヤーのキックを阻止する行為)で前方に落としてもノックオンにはならない。

2)スローフォワード

 プレーヤーがボールを前方に投げるかパスする反則

       1)、2)の反則では、良くアドバンテージを見ることが多い。

6.             タックルでの反則(ペナルティー)

1)タックラーの反則

@       ハイタックル

 肩より上の危険なタックル

A       パンテング、スタンピング

 あきらかに危険と分かる、殴る、蹴るなどのラフプレー

B       アーリータックル

 相手プレーヤーがボールに触れる前にタックルするプレー

       @、A、はレッドカード又はイエローカード(シン・ビン・・・10分間の一時的退出)となる。

 

2)タックルされたプレーヤーの反則

@       ノットリリースザボール

 タックルされて倒されたプレーヤーがボールを離さない反則

A       オーバーザトップ

 タックルの地点、又はラックでボールの前方に倒れ込んでボールが出ることを妨げるプレー

 

7.             スクラム、ラック、モールの説明

1)スクラム

 プレー再開の方法で、通常フォワード、両チーム8人づつで組合い、スクラムハーフより投入されたボールを味方にかき出すプレー

) ラック

 双方の1人づつ又はそれ以上のプレーヤーが立ったまま、身体を密着させて、地上にあるボールの周囲に密集し形成されるプレー

3)モール

 ボールを持っているプレーヤーに、双方1人以上のプレーヤーで少なくとも3人の立っているプレーヤーがバインドしている時に形成されるプレー

4)スクラム、ラック、モールの反則

@     コラプシング

 スクラム、ラック、モールなどを崩す反則

A     ハンド

 スクラムまたはラックの中でボールを手で扱う反則

B     ニーリング

 スクラムまたはラックの中で故意に膝をつく反則

 

8.             ラインアウトの説明

 ボールがタッチ(ボール又はボールを持ったプレーヤーがタッチラインの外に出る事)になった後、2列に並んだプレーヤーの間にボールを投げ入れて再開するプレー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1)ラインアウトの反則

 ノットストレート

 スクラム、ラインアウトでボールがまっすぐに投入されないこと。

2)キックによるタッチとボール投入地点

@       直接ボールがタッチより出た場合、キックした地点でラインアウトとなる(ダイレクトタッチ)

A       バウンドしてボールがタッチに出た場合、ボールが出た地点でラインアウトとなる。

B       22メートルライン内でキックしたボールが直接タッチラインをでた場合、ボールが出た地点でラインアウトとなる。

 

9.             マークの説明

マークは22メートルライン上またはその後方でのみ行われ、キックのボールをキャッチすると同時に、キャッチするプレーヤーが「マーク」と叫ばなければならない。

       インゴール内でも可能

マーク後のキックは、マークを行ったプレーヤーが蹴る。

 

10. オンサイドとオフサイド

  1)オンサイド

   プレーヤーが競技に参加できる位置にあること

2)オフサイド

 プレーヤーが一時的にプレーできないことを意味し、かつ競技に参加すれば反則が適用される位置にあること。

@     一般のプレー、スクラム、ラック、モール、ラインアウトの時などにオフサイドの規則が適用される仮想のライン。

3)オンサイドとオフサイド(図)

 

 

 

 

 

 

 

11.ドロップアウトとキャリーバックの説明

1)攻撃側が蹴るなどしてボールがタッチインゴールまたはデッドボールラインを超える、または防御側がインゴールの内でボールをおさえた場合、防御側が自陣の22メートルラインの後方からドロップキックで競技を再開すること。

2)キャリーバック

 防御側のプレーヤーがインゴールに入れたボールを防御側がグラウンディング(プレーヤーがインゴールで持っているボールを地面に着けること)すること。この後、攻撃側の5mスクラム(ゴールラインより5mのところでスクラム)となる。